屋根を人気のグレーにしたい人の以外な落とし穴。遮熱塗料と普通の塗料で表面温度を比較

「屋根の遮熱には白がいいと聞くけれど、汚れやまぶしさが気になるのでグレーにしたい」
「グレーの遮熱塗料でも、ちゃんと効果はあるの?」
屋根の塗り替えを考えている方から、こうしたご相談をいただくことがあります。
グレーは屋根の色として人気がありますが、白に比べると太陽の熱を吸収しやすい色です。だからこそ、グレーの屋根を選ぶときは、どんな塗料で塗るかが大切になります。
今回は、同じグレーに調色した普通の塗料と遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」を板に塗り、熱を加えて温度を比べた当店代表の実験をご紹介します。同じ色でも、塗料の性能によってどれくらい差が出るのかを見ていきます。
屋根の遮熱にいちばん向くのは白。ただ、グレーを選ぶ方も多い
日傘の外側に白が使われているように、白は太陽光を反射しやすく、熱を吸収しにくい色です。屋根の遮熱効果をいちばんに考えるなら、当店でもおすすめしているのは白です。
ただ、実際には「汚れが目立ちそう」「周りの建物から見たときにまぶしくないか心配」「建物の雰囲気に合わない」といった理由で、グレー系を選ばれる方も少なくありません。(白い屋根のまぶしさや汚れについては、屋根の遮熱には白がおすすめ!でも、まぶしくない?汚れは目立たない?でご紹介しています)

白は色そのものが太陽光を反射しやすいので、普通の塗料でもある程度は温度上昇を抑えられます。一方、グレーは白ほど反射しないぶん、色だけに頼ることができません。グレーの屋根にするなら、塗料の性能がより大切になるということです。
同じN-60相当のグレーを、性能の違う2つの塗料で塗って比べました
実験では、市販のカラー鋼板(約108cm×127cm)を2枚用意し、それぞれにN-60相当のグレーを塗りました。屋根にもよく使われる、中くらいの明るさのグレーです。
- 普通の塗料:黒を混ぜてグレーに調色
- リフレクトサーモ:遮熱色仕様(熱を吸収しにくい顔料を使って色を作る調色)でグレーに調色

見た目はどちらも同じようなグレーですが、色の作り方が違います。普通の塗料でグレーを作るときに使う黒の顔料は、太陽の熱を吸収しやすいのが特徴です。リフレクトサーモは、太陽光を跳ね返す「遮熱」に加えて、熱を伝わりにくくする「断熱」の機能も持つ塗料です。

2枚の板に100V90Wの発熱ランプで同じように熱を加え、塗装面の表面温度と、板の裏側の温度を測りました。
同じグレーでも、普通の塗料は表面が約120℃まで上がった

加熱を始めると、普通の塗料を塗った板は1分ほどで、板の裏側に付けた温度計がこれまでに見たことのない数値を示しました。そのまま温度が上がり続け、温度計の測れる範囲を超えてエラーになってしまいました。

そこで手持ちの温度計で塗装面を測ってみると、表面温度は約120℃。加熱を始めてから、わずかな時間でここまで熱くなりました。
一方、同じグレーでもリフレクトサーモを塗った板は、板の裏側の温度が約70℃までしか上がりませんでした。同じグレーでも、塗料の性能によって熱の伝わり方に大きな違いが出ることが分かります。(※実験は発熱ランプを使った条件での結果です。実際の屋根の温度は、地域や季節、屋根材、施工場所などによって異なります)
まとめ|グレーの屋根を選ぶときこそ、塗料の性能が大切
屋根の遮熱効果をいちばんに考えるなら、やはり白がおすすめです。
ただ、グレーは白ほど太陽光を反射しないぶん、塗料の性能の違いが温度にそのまま表れやすい色です。今回の実験でも、同じグレーなのに、普通の塗料は表面が約120℃まで上がった一方、リフレクトサーモは板の裏側が約70℃にとどまりました。
そのため、グレーの屋根を選ぶときは、色だけでなく塗料の性能にも目を向けてみてください。
遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」は、白だけでなくグレーなどの色にも調色できます。商品ページでは、遮熱断熱性能に関する実験データや施工方法、価格などを詳しくご紹介しています。

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