車の屋根に遮熱塗料を塗ると涼しくなる?リフレクトサーモで自家用車を塗装実験!

「真夏の車に乗り込むと、むわっとした熱気がつらい」
「車にも遮熱塗料を塗れば、車内が涼しくなるのでは?」
暑さが厳しくなるにつれて、当店にも「車に遮熱断熱塗料を塗れますか?」というお問い合わせが増えています。

そこで今回は、当店で販売している遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」を車の屋根部分(ルーフ)に塗り、屋根の表面温度と車内の温度がどう変わるのかを実験しました。

今回塗装したのは、当店代表が通勤に使っている自家用車の屋根です。
代表は「車内には窓ガラスから入る熱の影響が大きいので、屋根だけ塗ってもあまり変わらないのでは」と予想していましたが、実際に確かめてみることにしました。

元に戻せるように、屋根にペインタブルテープを貼る

まずはルーフキャリアを外し、あとで元の状態に戻せるように、屋根に「ペインタブルテープ」を貼りました。ペインタブルテープは、貼って剥がせる塗装下地用のテープです。

ただ、車の屋根は平らに見えても、実際はゆるやかな曲面になっています。ペインタブルテープは伸び縮みしにくいため、特に車の前方にしわができてしまい、きれいに貼るのは難しかったです。

ちなみに、ペインタブルテープは塗装しない部分まで少し広めに貼り、塗る範囲の境目にマスキングテープを重ねておきます。こうすることで、塗装後にペインタブルテープを切る位置が分かりやすくなります。

リフレクトサーモを塗ると、仕上がりには凹凸が残る

ルーフ全体にテープを貼り終えたら、リフレクトサーモを塗っていきます。

リフレクトサーモは粘度が高い塗料なので、ローラーや刷毛で塗ると、ローラーの跡や刷毛目がそのまま凹凸として残ります。屋根や外壁であれば問題ありませんが、車のボディのような滑らかな仕上がりにはなりません。

目印のマスキングテープを剥がし、現れたラインに沿ってペインタブルテープを切れば完成です。

遠目で見ると塗装の凹凸は思ったより目立ちませんが、近づくとローラーの跡が残っているのが分かります。実際、代表がこの車で帰宅したところ、奥様から開口一番「汚い」と言われてしまったそうです。

屋根の表面温度は大きく下がった

塗装後、サーモカメラで車を撮影してみました。

屋根だけが、周囲のボディよりも明らかに低い温度で写っています。
実は、この車の緑色のボディにも、遮熱顔料を使った塗料を使用しています。それでも、ボディの表面温度が約70℃だったのに対し、リフレクトサーモを塗った屋根は約42℃。同じ車でも、測定した部分によって約28℃もの温度差がありました。

実際に手で触ってみても、その違いははっきりと分かりました。ボディは触っていられないほど熱かったのに対し、リフレクトサーモを塗った屋根は人肌程度の温かさで、熱さをほとんど感じませんでした。

車内の温度には明確な差が出なかった

車内の温度は、助手席のヘッドレストと、後部座席の天井付近のアシストグリップに、温度を記録する「データロガー」を取り付けて測りました。窓の日よけは外した状態です。

塗装前の7月17日と塗装後の7月21日について、それぞれ車内の最高温度を比較しました。

今回の実験では、屋根の表面温度は大幅に下がりましたが、車内温度には明確な差が見られませんでした。

屋根の表面温度が下がることと、車内全体の温度が下がることは、必ずしも同じではありません。一般的な自家用車では窓から入る日射熱も影響するため、屋根の遮熱だけでは車内温度の変化が小さかった可能性があります。

なお、塗装後は塗装前よりも外気温が高く、日照時間も長かったため、まったく同じ条件での比較ではありません。

まとめ:自家用車にはおすすめしないが、窓の少ない車両なら効果が期待できる

今回の実験では、リフレクトサーモを塗った屋根の表面温度は、周囲のボディよりも大幅に低いことが確認できました。一方、車内の温度については明確な差が見られませんでした。
一般的な自家用車は窓が大きく、ルーフだけでなく、窓から入る熱の影響も大きいと考えられます。また、リフレクトサーモは塗装面に凹凸が残るため、当店では自家用車への塗装をおすすめしていません。
ただし、キャンピングカーやトラックの荷室、保冷車、キッチンカーなど、窓が少なく屋根や側面からの熱の影響を受けやすい車両では、遮熱断熱塗装による暑さ対策が期待できます。

遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」は、車両だけでなく、工場や倉庫などの屋根・外壁にも使用できます。商品ページでは、遮熱断熱性能に関する実験データや施工方法、価格などを詳しくご紹介しています。

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