【施工テスト】ドローンで畜舎の屋根を遮熱塗装!足場不要で暑さ対策・工期短縮

「工場や倉庫、畜舎の中が、夏場はとても暑くなる」
「屋根に遮熱塗料を塗りたいけれど、面積が広すぎて足場代が高くつく」
「何日も工事が続くのは避けたい。もっと短い工期で終わらせたい」
大きな建物の屋根塗装では、こうしたお悩みをよく耳にします。
その解決策となる新しい塗装方法が、足場を組まずに屋根を塗る「ドローン塗装」です。
しかし、ドローン塗装の施工業者様が抱えていたのは「従来の塗料では飛散や垂れが起きやすい」という課題。
そこで、遮熱と断熱の両方の働きを持つ「リフレクトサーモ」をドローン専用に粘度を調整し、お試しいただくために、ドローン塗装の施工現場に立ち会ってきました。
そもそもドローンで塗装するとはどういうことなのか。その現状とあわせて、当日の様子をお伝えします。
夏場は34℃まで上がる鶏舎。鶏に水をかける対策も使えない
今回お邪魔したのは、山口県のとある養鶏場。
夏場の鶏舎内は、高いときで34℃前後まで上がっていたそうです。

暑さの大きな要因となっているのがこちらの屋根です。
今回の鶏舎は屋根が一重構造で、天井裏の空間がありません。日射で熱くなった屋根からの輻射熱が、そのまま鶏に降りそそぎます。これで鶏が弱ってしまうことが、いちばんのお悩みでした。
空調は扇風機のみ。ミストなどで鶏に直接水をかける方法も検討されたそうですが、鶏が水を嫌がることや、床面が濡れると菌が繁殖しやすくなることから、この現場では採用できませんでした。

そこで暑さ対策として選ばれたのが、屋根の遮熱塗装です。
太陽の熱をはね返す塗料を屋根に塗ることで、室内に伝わる熱を抑えられます。

ただ、広い屋根の建物では、足場や高所作業車の手配だけで、それなりの費用と日数がかかります。
「塗った方がいいのは分かっているけれど、見積もりを見て断念した」というお話を伺うのは、ほとんどがこのパターンです。
そこで注目されてきているのが、ドローンで上空から屋根に吹き付ける「ドローン塗装」です。
人が屋根に上がらずに済むので、足場が不要になり、高所作業の危険も避けられます。
といっても、ドローンが塗料を積んで飛んでいるわけではありません。地上から塗料をホースで送り、機体の先から吹き付けています。
まだ始まったばかりの技術で、手がけている業者も多くはありません。

今回の鶏舎の屋根も、このドローン塗装で仕上げられることになりました。
ただ、ドローン塗装には、塗料の扱いに難しさがあります。
業者様によると、従来の塗料はエアレス塗装機でそのまま吹き付けると、屋根に届くまでに粉状に乾いてしまうため、希釈が必要だったそうです。
ところが、希釈すると粘度が下がり、屋根に吹き付けたときにダラダラと垂れてしまいます。また、霧が細かくなりすぎると、ドローンのプロペラが起こす風で塗料が飛ばされ、周囲に撒き散らされてしまうという課題もありました。
こうしたご相談を受け、今回お試しいただくことになったのが、弊社の遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」です。

リフレクトサーモは、太陽の熱をはね返す「遮熱」と、屋根が受けた熱を室内に伝わりにくくする「断熱」の両方の働きを持つ塗料です。この二つの働きで、屋根から室内に伝わる熱を最大限抑えられます。
ただし、リフレクトサーモも、そのままでドローン塗装に使えるわけではありません。もともと粘度が高いため、そのままではドローンのガンから塗料が出ないのです。
そこで、吹き付けやすさと、屋根に付着したときの垂れにくさを両立できるように粘度を調整。
「ドローン用リフレクトサーモ」として、現場に持ち込みました。
ドローン用に粘度を調整したリフレクトサーモを現場で吹いてもらいました
現場に着いて最初に驚いたのが、ドローンの大きさでした。
塗料を送るホースをつないで飛ぶわけですから、空撮用の小型機とはまったく別物です。

塗装前の高圧洗浄もドローンで行っていました。汚れやコケを落とす下地処理も、人が屋根に上がらずに進められます。

そして塗装です。この日いちばん確かめたかったのは、「ドローンを屋根に近づけて吹いたときに、垂れずに塗れるか」でした。
ドローン塗装は空中から吹くので風で飛び散りやすく、それを抑えようとドローンを屋根に近づけると、今度は塗料が垂れやすくなるため、施工難易度の高い工法です。
近づけて散布してみると、ポタポタとした垂れは見られましたが、流れ出すような過剰な垂れは起きませんでした。
「他の塗料と比べて飛散が少ない!」と塗装業者の方からも好評でした。
飛散が少なく垂れにくいから、ドローンを屋根に近づけられる。近づけられるから、狙ったところを狙って塗れて、厚みをつけて塗ることもできる。
粘度の高さが、そのまま作業のしやすさにつながっていました。

試しに屋根の一部を塗装し、乾燥後にサーモカメラで屋根を撮影してみました。
画面の中央、サーモカメラで青く写っているのがリフレクトサーモを塗った部分です。塗っていない周りは赤や黄色。同じ屋根の上で、塗った場所だけがはっきり温度の低い色になっていました。

しかも、リフレクトサーモを塗った部分の左右には、遮熱のために石灰がまかれています。
何も対策していない屋根との比較ではなく、すでに遮熱対策をしている屋根との比較で、これだけの差が出ました。
ちなみに、「ドローンで吹いて、本当にきれいに仕上がるの?」という声もあるかと思います。
こちらが塗り終わった屋根です。使われたのは別の塗料ですが、色あせた灰色から、しっかりとした白に変わりました。ドローンで吹いたとは思えないほど、むらの少ない仕上がりです。

塗装の様子は動画でもご覧いただけます
ドローン塗装でできることと、採用できない現場

一日現場を見て分かった、ドローン塗装のメリットと、採用するうえでの制約を整理します。
まず、ドローン塗装には、次のようなメリットがあります。
「足場を組まずに、広い屋根を塗れる」
「人が屋根に上がらずに施工でき、高所作業の危険を減らせる」
「高圧洗浄もドローンで行え、工期の短縮につながる」
一方で、通常の塗装よりも塗料がかなり周囲に飛散するため、施工できる現場が限られるというデメリットもあります。
隣の建物や道路が近い現場、車が多数停まっている場所では採用できません。当日も、業者の方は飛散に相当気を配っておられました。
今回のように周囲が森に囲まれた立地でなければ難しい、というのが現場を見ての実感です。
裏を返せば、条件が合う現場にとっては、これ以上ない選択肢です。
足場も組まず、人も屋根に上がらず、洗浄から塗装まで進んでいくのを目の前で見ると、その身軽さがよく分かります。
ドローン塗装にリフレクトサーモを使うメリット

こうした制約があるなかで、今回、粘度を調整したドローン用のリフレクトサーモには、次のようなメリットが確認できました。
「業者様が従来使っていた塗料と比べて飛散が少なく、屋根に付着しても垂れにくい」
「水性なので、家畜がいる場所でも安心して塗装できる」
「さまざまな素材への密着性に優れており、基本的に下塗り(プライマー)不要なので、その分さらに短工期でできる」
もうひとつ、もちの良さも大きな違いです。
ドローン塗装でよく使われる遮熱系のコーティング材は、2〜3年ごとの塗り直しが目安とされています。これに対して、リフレクトサーモのドローン塗装は5〜7年ほど。(ローラーなどで通常どおり塗った場合は15〜20年ほどもつ塗料ですが、ドローン塗装では塗膜がやや薄くつくため、この年数になります。)
リフレクトサーモは塗料の単価こそ高めですが、ドローンで施工できる現場なら足場代がかからず、下塗りにかかる材料費や作業時間も省けます。施工できる立地は限られますが、条件が合えば、工事の費用や工期を抑えながら、遮熱と断熱の両方で屋根の暑さ対策ができる方法です。
まとめ:広い屋根の暑さ対策に、ドローン塗装という選択肢

鶏舎や牛舎、工場、倉庫など、広い屋根の暑さ対策に、リフレクトサーモでのドローン塗装という選択肢があります。立地の条件が合えば、足場代や工期を抑えながら、遮熱と断熱の両方の働きで暑さを和らげられます。
「うちの屋根でもできる?」「費用はどのくらい?」と気になった方は、下のお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

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遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」の遮熱・断熱性能が高い理由や温度改善データ、価格、施工方法などは、以下のページで詳しくご紹介しています。
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