【比較実験あり】ペンキの飛び散りはローラーを変えれば改善します

塗料が周囲に飛び散って悲惨な状態にならないために知っておきたいこと
「きれいに塗れた!」と満足したのも束の間、周囲の床や壁にペンキの細かいしぶきが飛び散っていたり、顔や服にまで塗料が跳ね返ってきていた—そんな経験はありませんか?
ローラーは、ハケよりも塗り跡が目立ちにくく、吹き付け塗装よりも手軽なため、DIYからプロの現場まで広く使われています。しかし、作業後に周囲や自分の服を見て、細かな塗料の飛散に気づき、がっかりすることは少なくありません。
実はこの厄介な塗料の飛び散りは、使用するローラーの品質によって劇的に防げます。「どうせどれを使っても同じだろう」と思われがちですが、塗装の仕上がりに直結するローラー選びの大切さが分かる実験を行いました。
塗装用ローラーの跳ね返り実験
本当にローラーが違うだけで飛び散りが防げるのか?それを検証するために、以下の3種類のローラーを用意し、それぞれ異なる色の塗料で壁を塗る実験を行いました。

用意したローラーの詳細は以下のとおりです。

・他社1(一番安いスポンジローラー)【塗装色:赤】
ホームセンターで購入したスポンジローラーです。柄とローラーカバーがセットで382円で一番安価でした。
・他社2(性能よさそうなローラー)【塗装色:黄色】
同じくホームセンターで購入した短毛ローラーです。カバーのみで360円しました。商品説明を見て、なんだか性能が良さそうだと思った商品です。
・タカラ塗料 マイクロファイバーローラー【塗装色:緑】
当店で販売しているマイクロファイバー製の短毛ローラーです。カバーのみで420円です。
上記3つのローラーを使って壁を塗り、ローラーを持った手や白い服への塗料の飛び散り具合を比較。
3色とも同じ範囲を、同じ力量で2度塗りしてみましたが、その結果は一目瞭然でした。


特に、他社1(一番安価なスポンジローラー)で塗った赤色の塗料は、手袋や腕に盛大に飛び散っていました。価格は魅力ですが、その分、周囲への塗料の飛散リスクが高いことが分かります。
また、他社2(性能よさそうなローラー)で塗った黄色も、やはり塗料が跳ね返り、手や腕についているのが確認できました。
一方、タカラ塗料のマイクロファイバーローラーで塗った緑色は、ほとんど飛び散りが確認できませんでした。実験では、あえて速めにローラーを転がすなどしましたが、飛び散りの少なさは驚くべき結果です。

結論:ローラーの質によって飛び散りは防げる
実験の結果、「品質の良いローラーは、圧倒的にペンキが飛び散りにくい」ということが分かりました。手早く、きれいに塗装を仕上げるためには、安価なローラーを選ぶのではなく、ローラーカバーの素材や品質にこだわって選ぶことが、結果的に作業の質と満足度を高める最短ルートです。
ちなみに、当店で販売しているローラーカバーに使用されている「マイクロファイバー」とは、ポリエステルやナイロンなどを原料としていて、繊維が細くとても肌触りのいい素材です。身近なものでは、メガネ吹きや寝具にも使われています。

特徴として、その繊細な繊維で美しい仕上がりにしてくれます。毛抜けや泡立ちが少なく、塗料の含みが良いので塗りやすいです。塗料の飛び散りにくさは実験のとおり。その性能の良さから、塗装のプロの方にもご愛用いただいています。
これからは、塗料だけでなく、ぜひローラーの品質にも注目してみてくださいね!
当店で販売している高品質なマイクロファイバーローラーの詳細・ご注文はこちら>>
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